decoeclair のすべての投稿

店紹介

P1470249
なぜ、当店は、
”生活の隙間を埋めてくれる物”に
こだわるのか?

 

今でこそ、”面白い店だ“と
評価して下さる方は多いですが、

店を始めて12年ぐらいの間は、
先の見えない“きつい日々”であった様に
思います。

 

店を始めた時からこれまで、
”自分の好きな物だけ“を取扱って
やって来ています。

“自分の好きな物だけ”を
分かってくれる人が現れるのを
ずーっと“待つスタイル”でして来ました。

※“自分の好きな物”とは、
私自身がパリを通して、
自分が着てみたい洋服、
自宅で飾りたいアンティークです。

 

それは、全くもって、
自分の”基準”によるもので、

お客さんの好みは
反映されていません。
(ごめんなさい)

ただ、
ご来店してくれる方の”生活や感性”が
豊かになると確信した物だけを
とことん吟味しています。

 

 

そんな、
思いが強い店なので、

オープン早々から
店が上手く行かなかったのは
想像できると思います。

店を始めて直ぐ、

生活を豊かにする物と思って
最初に始めたタオルは、
全然、分かって貰えず、

店が成りたたない状態です。

 

“こんな店、一週間でなくなるわ”と
言われた時の事は、今だに忘れません。

 

こんなタイミングで、
オープンして4日後に
子供が生まれてきました。

オープンして10日後には
店を存続させる為に
店の半分を“又貸”していました。

工務店への支払が出来なくて、
どれだけ頭を下げたか分かりません。。。

 

 

そんな状況であっても、

店に対しての自分のスタイルは
変える事が出来なかったです。

変えなくてはいけないと言う考えが
全く無かったんです。

肉体に精神、“ずたずた”でしたが。。。

 

 

こんな状況が長い間続き、

好転する要因は全く無いにも関わらず、

“理想”をひたすら“実現”する為に
頑張りました。

店をキレイに飾り、
居心地の良い空間作りをしました。

何時しか、
思いが形になるのを夢見て、

ギリギリの状況でパリに通い続け、

自分の感性を磨きつつ、
思いを貫き通しました。

 

 

そうしていたら
いつの間にか、

お店の形態をした
ほぼ”趣味の店“みたいになっていて、

そこには、

・気持ちを込めて作られた
身に着ける人を喜ばす
洋服があります。

・“人の温さ”と“安らぎ”を感じるアンティークで
店内は飾られています。

・ゆっくりとした時間とお喋りを楽しめる
座り心地の良いサロンセットがあります。

・しつこいぐらいお節介な
アナログ人間の“私”がいます。

・e.t.c.

 

現代、
合理的で無駄が無いことが
良いとされていることからは、

“程遠い存在”なのに、

こんな“趣味の店”が良いと言ってくれる方が
少しずつ出てきたんです。

 

やり通して良かったです!
“思い続ける“って凄いです!

 

 

時間は掛かかりましたが、

ウインドウで何かを感じて
店に入って来てくれます。

店を”面白い”と言ってくれる人が
増えました。

年に3度の買付を
楽しみにして下さる方がいます。

物選びを真剣に考える人が
多くなって来ました。

遠方からも、
大勢の方が、遊びに来てくれます。

気持ちのこもったお手紙を
沢山頂く様になりました。

 

 

私は、“もの”を通しでしか、
自己を表現出来ません。

試練なのか、鈍臭いのか、
色々と痛い目に遭って来たので、

物を通して思い考えたりする
度合いや好みが、
多くの方とは少し違う様です。

多くの方が“必要としない物”が
私にとっては生活に
“大切な物”だったりします。

 

どうして、“この様なものを扱っているのか?“

少しだけでも考えてもらえれば
嬉しく思います。

“心に響くまでに時間の掛る物”

いつか分かる時が来るまで
“心にストック”しておいてほしいと思います。

“生活を潤わしてくれる物の存在”が
必要になる時の為に。

 

デコ エクレア 大幡幸裕